こんなニュースが バンコク週報より
首都圏警察が、近年増えている「偽パトカー」の取り締まりを強化すると発表した。 現在バンコク都内では、勝手に車両をパトカーのように塗り替え、赤色灯をつけたり、「POICE」のロゴを入れたりした「偽パトカー」が100台以上走っており、市民からの苦情も多いという。 首都圏警察では偽パトカーへの改装について、「正気の沙汰とは思えない」とコメント。「本物のパトカーは緊急時でも赤色灯を点滅させるだけで、やたらとサイレンを鳴らすことはない」とも説明している。 2009年11月には、若手俳優のサランユー・プラチャクリットが自家用車をパトカーそっくりの白黒に塗装、ロゴを入れて赤色灯も装着していたところを逮捕された。車内からは拳銃、銃弾、刃物、手錠などもみつかった。 一方、同年5月にはレスキュー隊にみせかけたライトバンから大量のメタンフェタミン系薬物、手錠、銃弾などがみつかり、乗車していた9人が逮捕された。全員が「レスキュー隊のふりをして薬物の密売をしていた」と自供している。 赤色灯やサイレンの無許可装着は、道路交通法違反で500バーツの罰金、さらに、それらを実際に使用した場合は1000バーツ以下の罰金となる。また、警察のロゴを無断で使用した場合は、1年以下の禁固および2000バーツ以下の罰金が科される。 |